今週は常総市をはじめとする水害に続いて阿蘇の噴火と天変地異が続き、また国会前は安全保障法案をめぐって激しい攻防となっています。 こんな状況で、とても「微笑」ではないと思いつつ、つらつら考えてみるに、水害、火山のリスクから集団的安全保障まで、すべてに通底する重要な要素、社会の「微小栄養素」に相当するものに思い当たりました。 上に挙げた3つの問題すべてに、民主主義の根幹に関わる重要なポイントがあると思います。顕微鏡的に物事を注視するのと少し異なりますが、社会と歴史を大きなスパンで見、私たちの未来に本当に資する百年の計を考えてみたいと思います。 民主主義とは何なのか? で、改めて「民主主義」とは何なのか? 専門家の難しい定義はさておき、あらゆる国民が知っていてよい範囲で、おさらいしてみたいと思います。 ある人は「民主主義は多数決だよ」と言うかもしれません。多数が賛成したものが通る。国会でもそうで