床なのか、天井なのか、柱なのか、壁なのか…何やら不思議なこの家。実は12坪の旗竿地に建つ狭小住宅。 都心の住宅密集地にあり、外部からの採光も換気も難しい。ならば内側からと、床がいろんな高さに浮いている構造にしたのです。建築家の篠崎弘之さんによって手がけられました。 この敷地の奥にちらっと奥ゆかしく顔をのぞかせているこの家。内部がこんな風になっているだなんて、誰が想像するでしょう。 エントランスからすでに秘密基地へ誘われる感じ。 額縁のような構造なので、家具やグリーンを繊細にレイアウトすれば、絵画のよう。 ワンルーム状なので、光も風もよく通ります。 家じゅうを三次元に見渡せるので、インテリアはディスプレイ気分で配置。 ロフトはなんだか猫になった気分で歩けます。 狭い土地でも、お家の中は工夫次第で自由自在。どんな条件でも、諦めなければ素敵に作りかえることができるのですね。 HouseT | 篠