およそ半世紀ぶりの国産旅客機として開発が進められている小型ジェット機「MRJ」の初めての機体が完成し18日、愛知県の工場で公開されました。 「MRJ」=三菱リージョナルジェットは、三菱重工業の子会社「三菱航空機」が開発している小型ジェット機です。飛行試験用の初めての機体が完成し、愛知県豊山町の工場で行われた式典で関係者に公開されました。 機体は全長が35.8メートル、全幅が29.2メートルで、両翼には1基ずつエンジンがあります。機内には78から92の座席が設けられることになっていて、新興国を中心に需要が高まっている近距離の地域を結ぶ路線での利用が想定されています。 会社側では、今月から愛知県内で機体の強度を確かめる試験を始めていますが、飛行試験用の機体が完成したことで、来年4月にも飛行試験を行う計画です。そして順調に進めば、早ければ3年後の平成29年4月に量産型の最初の飛行機が全日空に引き