図:米国太陽光発電市場セグメント別(住宅用、産業・商業用、発電所用)年間設置容量(出典:SEIA、GTM Research社) 図:ネットメータリングを導入する家庭に送られる毎月の電気料金明細。「NEM Charges」は消費量が発電量を上回った場合に生じる料金、「NEM Credits」は発電量が消費量を上回った時に生じる繰り越し額を意味する。(出典:米SDG&E社) 米国における2014年の太陽光発電システム導入量は、対前年比30%増の6.2GWになった。特筆すべき変化は、住宅用が産業・商業用を初めて抜いたことだ。住宅用の年間成長率は50%を越える(全米太陽光発電協会(SEIA)と米GTM Research社の最新の太陽光発電市場レポートによる)。 ただし住宅用の好調は長く続かない可能性もある。住宅用の成長を支えてきた「ネットメータリング(net-metering)」と呼ばれる制度を廃