再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT:feed-in tariff)が、メガソーラー(大規模太陽光発電所)による売電という新たな市場を生み出している。FITが定める20年間、発電した電力を固定価格で売電できる仕組みとはいえ、メガソーラー事業者が得ることができる利益には、導入する発電システムやその運用によって、大きな差が生じてくる。収益性の向上には、発電システムに関する技術への理解が欠かせない。今回の連載では、メガソーラーシステムの心臓部ともいえるパワーコンディショナー(PCS)国内最大手で、当サイトのアドバイザーでもある、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)のパワーエレクトロニクスシステム事業部PV事業推進室の伊丹 卓夫氏が、Q&A形式で利益を生み出すメガソーラー関連技術について、解説する。 1970年 新潟県立新潟工業高校電気科卒業、同年 東芝に入社、2003年 東芝三菱電機産
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