そもそもなぜ日本人は少額の政治資金スキャンダルでいつまでも大騒ぎしているのか 極めて効率の悪い議論をアメリカ合衆国と比較する 連日、日本の政治とカネの問題を書いている。海外在住とみられる人から「なぜこんな程度の話で大騒ぎしているのかよくわからない」と指摘された。そこでアメリカと日本の政治と金の問題について比較して見ようと思った。 アメリカにも個人献金があるのだが共通プラットフォームができており管理がしやすくなっている。ルールが明確なために「これは合法なのだろうか?」などと迷うこともない。このような仕組みさえ作ってしまえば今議論になっている問題はあらかた解決してしまうのだが、なぜか日本人はいつまでも「誰がいくらもらった」とか「これは脱税なのではないか」という細かな議論で大騒ぎをしている。 もちろん、こうした大騒ぎが政治家の行動抑制になっていることも確かなのだが、あまりにも徒労の多い「コスパ」