地軸が23.4度傾いているために、太陽の高度(見た目の高さ)が倍のおよそ47度変化します。たとえば東京はおよそ北緯35.5度ですから、真夏の太陽はおよそ78度という頭上から照り付けますが、真冬の太陽の高度はおよそ31度にしかなりません。 太陽光が地面の真上近くから差す時がよりエネルギーをたくさん受け取れるわけですから、真冬は真夏に比べてそれだけ少なくなります。大気の温度は地面からの輻射熱で暖められるので、冬と夏でそれだけの差があるため、暑い夏と寒い冬があるわけで、その交代時期が春や秋となるわけです。 また、中緯度(温帯)に位置する日本付近では夏は熱帯起源の暖かい空気が支配的になり、冬は北極周辺の寒気が張り出し、通り道になることで、より暑さ寒さの違いがはっきりしてきます。 東南アジアは、赤道付近というか、北回帰線と南回帰線の間に位置する地域ですが、もちろん太陽の高度は一年を通じて変化す