女性や初対面の仕事相手とうまく話すため、アルコールに頼ろうとして体を壊す若者が急増しているという イラスト/服部元信 女性や初対面の仕事相手とうまく話すためにアルコールに頼ろうとしたことがある? 実は今、そのアルコールがきっかけで体を壊す若者が急増しているというのだ。 その彼らには共通した特徴がある。それは人見知りで内気なコミュニケーション障害(コミュ障)であるということ。まいんずたわーメンタルクリニックの院長・仮屋暢聡(のぶとし)氏はこう語る。 「自分のコミュニケーション能力を補完するために酒の力を借りると、時に“酔った勢い”が功を奏し、対人関係がうまくいくことがあります。すると、その成功体験が忘れられなくなり、『自分は酔えばコミュニケーション能力が上がる』と勘違いして飲む頻度や量がどんどん増加するんです。その状態がエスカレートし、中毒に陥る。そんな若い患者さんが増えていますね」 さらに