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ブックマーク / yoghurt.hatenadiary.com (3)

  • 2008-08-11 - 飲めヨーグルト - そのメイド喫茶、嘘だからこそ価値がある

    どうやら僕はメイド喫茶というものを完全に勘違いしていたようです。僕は前回のエントリで、メイドは性的ファンタジーとしては特殊すぎる。一盗二婢なんてオッサンの戯言だ。そんな風に主張していたんだけど、これはもう前提からしてズれていたのです。 今になってようやく、そのことを了解することができました。そもそも、メイドとは性的ファンタジーではなかった。あれは、ただの識別記号だったのです。 識別記号とは、どういうことか。それはさておき、実は先日、秋葉原に行く機会があったのですが、そこで僕はある奇妙な光景を眼にしました。美しいメイドが駅前で客引きをしているのです。まあ、それ自体はさして珍しいことではないでしょう。問題は、その美しいメイドが全く通行人の歓心を買うことができていない、ということです。あまりにもシカトされるので、彼女はほとんど膨れっ面でチラシを配っていました。 一方、同じ場所で、それほど美しくな

    2008-08-11 - 飲めヨーグルト - そのメイド喫茶、嘘だからこそ価値がある
  • カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角 - 未来の蛮族

    帯には「誰かをバカにするマンガと思ったら大間違いだ!」という久保ミツロウ先生の力強いお言葉があるし、著者である渋谷直角氏はあとがきで「彼らに対して、こちらの何かの一つの価値観や上から目線をもって小馬鹿にしたり、それじゃダメだ、と断定して描いているのではなく」とはっきりと記していて、それはけっして嘘ではないのだろうけども、この作品を読んで感じたのは、やはり強烈な悪意、だった。小さな世界でもがくサブカル民を単に馬鹿にするのではなく、ある種の愛情をもって描いていることは、特攻の拓の天羽セロニアス時貞に匹敵するほど感動的な宮沢賢治使いをみても明らかなのだけど、散りばめられた固有名詞の群れからは、それを上回るほどの悪意を感じてしまう。 「バンプオブチキンと空の写真ばかりアップしているブロガーの恋」や「ダウンタウン以外のお笑い芸人を基認めていないお笑いマニアの楽園」は、そもそもタイトルに固有名詞が入

    カフェでよくかかっているJ−POPのボサノヴァカバーを歌う女の一生/渋谷直角 - 未来の蛮族
  • ゆとりをうらやむ歌 - 未来の蛮族

    人類がいちばん腐っていた時代に生まれ育った老人たちが、今日も若者たちを罵っている。彼らが言うには、最近の若者たちは「とにかく覇気がない」し、「ゆとり教育のせいで競争心を失い」「向上心も持たず」「欲しいものさえもない」「去勢された羊のような連中」であるらしい。「これだからゆとりは」何度この文字列を目にしたことだろう。僕には老人たちの言うことがよくわからない。いわゆる「ゆとり」と呼ばれる若者の性質は(仮にそれが評判通りであれば)この、衰退していくかつての先進国で生き抜くための、最適解であるようにしか思えないからだ。夏には夏の、冬には冬の過ごし方がある。熊だって冬になれば眠りにつく。まして、この冬には春が約束されてはいないのだ。老人たちは、「どうして夏のように歌い踊らないのか?」などといって若者を責め立てるけれども、そこにはキリギリスがアリを説教するかのような滑稽さしかない。 やはり、どう考えて

    ゆとりをうらやむ歌 - 未来の蛮族
    amamako
    amamako 2018/02/04
    "去年の文学フリマで、ゆと部と名乗る若い男女のサークルをみかけた。そのサークル名は、どうやらゆとり世代部の略称であるらしかった。彼らは見るからに気だてがよさそうで、和やかで、楽しげだった"
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