濁点・半濁点なし文シリースの今回は、教科書の写真て誰ても見覚えのある有名な方による、文庫て2へーシくらいの小文「犬」てある。 誰か書いた文章なのか、あえて伏せておくのて、考えなから読んてみていたたきたい。 注:この文章は厳密には「引用」てはなく、濁点と半濁点を機械的に抜いたたけのいわは「翻訳」なのたか、地の文と分ける意味て引用の囲いをつけておく。 ○長い長い話をつつめていうと、昔天竺に閼伽衛奴国という国かあって、そこの王を和奴和奴王というた、この王もこの国の民も非常に犬を愛する風てあったかその国に一人の男かあって王の愛犬を殺すという騒きか起った、その罪てもってこの者は死刑に処せられたはかりてなく、次の世には粟散辺土の日本という島の信州という寒い国の犬と生れ変った、ところか信州は山国て肴なとという者はないので、この犬は姨捨山へ往て、山に捨てられたのを喰うて生きて居るというような浅ましい境涯て