先日、一乗寺にある詩仙堂を訪れました。冬の境内は静かです。 詩仙堂 京都の冬は比較的静かに社寺を参拝できる季節です。一乗寺の詩仙堂は、石川丈山が晩年の約30年間を過ごした場所として知られ、特に秋の紅葉の時にはたくさんの人で賑わいます。6月初めにはサツキも見事で、緑の時期も素晴らしく、立体的な庭園には藤や京鹿子など、四季の花も彩ります。一方で、冬の境内は人がまばらで静かに境内の空気を堪能できます。 詩仙堂 詩仙堂は「凹凸窠(おうとつか)」とも呼ばれ、高低差のあるお庭の作りが特徴。皐月の刈り込みの奥にある少し低い場所にもお庭が広がっていて、「ししおどし」も置かれています。にぎわしい季節はなかなか耳を澄ませて聴くことは難しいこの音も、今の時期なら耳に入ってきます。寒いことを除けば満足度は高いでしょう。室内は時間がゆったりと流れているかのようで、縁側に座ってもよし、奥から眺めてもよしの落ち着いた空
