外食、介護、農業、教育など様々な分野で事業を展開するワタミグループを率いる渡邉美樹社長。会議、社員研修、店舗視察、IR(投資家向け広報)など押し寄せる仕事をどのようにやり遂げているのか。その仕事ぶりを動画を交えて紹介する。 6月6日13時、ワタミ本社ビル3階にある会議室。40人ほどの社員が真剣な面持ちで資料に目を落としている。そこに渡邉社長が登場。居酒屋「わたみん家」などを展開するグループ会社、ワタミダイレクトフランチャイズシステムズ(ワタミDFS)の経営会議が始まった。 「議題が1つ足りないんじゃないの? 配当という」。 会議の開始早々、渡邉社長は累損を一掃したことを示す資料を見るなり、持ち株会社に早く配当しろと冗談を飛ばす。 この日、渡邉社長は朝7時からの持ち株会社ワタミの経営会議を皮切りに、1〜2時間ずつ3つの会議を既にこなしている。その後だというのに、疲れた様子は全く見られない。