本州でたびたび大雨を降らせている「線状降水帯」。北海道ではこれまで発生が発表されたことはありませんが、実は雨の降り方は昔と比べてずいぶん変化しているようです。函館放送局の「ほっとニュース函館」で気象情報を担当している丸山将(まるやま・しょう)気象予報士が取材しました。 8月の降水量に異変?! 最初に訪れたのは函館市美原。函館市と北斗市を結ぶ片側2車線の通称「産業道路」が通っています。2年前の2022年8月、交通量の多いこの道路一帯で、大雨による内水氾濫が起きました。 この雨は函館市で1時間降水量の記録を83年ぶりに塗り替える記録的なものとなりました。市の郊外では1時間に81.5ミリの記録的な雨が降るなど、複数の地点で観測史上最多を記録し、湯川(ゆのかわ)方面を中心に60軒を越える浸水被害が出ました。 函館市の平均降水量を月別に見ると、実は1年で最も多いのが8月です。一般的に本州では梅雨時期
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