グローバルに考えてローカルに行動する パリ13区にて フランスをはじめユーロランド各地ではユーロ導入以来、おそらく便乗値上げのせいで物価が高騰した。L’INSEE(国立統計経済研究所)によると物価指数はそれほど上がっていないのだが、野菜や果物、カフェで飲むエスプレッソ一杯、メトロの切符といったごく日常的なものの値段がぐっと高くなったのだ。DVDプレーヤーや洋服の値段が中国製のおかげで下がっても、毎日の生活必需品が上がっては暮らしはきびしくなる。現に、フランス人の野菜・果物の消費量は減ったというし、もうレストランに行けないとみんなぼやいている。パリにはお金持ちと旅行者がたくさんいるから、街はあいかわらず賑わっているけれども。 安くて豊富な野菜・果物はフランスや南ヨーロッパのとりえのひとつだったから、りんごやズッキーニが旬の季節に1キロ2ユーロ以上(1ユーロは約140円)するなんて許