【バイコヌール(カザフスタン)=松尾一郎】国際宇宙ステーション(ISS)に約5カ月間滞在する野口聡一さん(44)ら3人の飛行士を乗せたロシアの宇宙船ソユーズが21日午前3時52分(日本時間6時52分)、バイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。宇宙に長期滞在する日本人としては、ISSに今年3月から4カ月半間いた若田光一さん(46)に続く2人目。 ソユーズには、ロシア人の空軍大佐の操縦士と米国人の陸軍大佐と乗り、野口さんは副操縦士を務めている。 打ち上げ時の気温は零下4度で、ライトに照らされた機体は、ごう音とともに数秒で夜空に消えた。打ち上げの9分後に地球から約200キロの高さの軌道に入り、ロケットから宇宙船が切り離されて打ち上げは成功した。高度約400キロの軌道にいるISSに徐々に近づき、23日に到着する予定だ。 船内の様子を中継した米航空宇宙局(NASA)のテレビによると、打ち上げ後