2015〜16年と比べ、冥王星の大気は急速に崩壊している可能性があります。Image Credit: 有松亘/AONEKOYA 2015年にNASA(アメリカ航空宇宙局)のニュー・ホライズンズ探査機が接近して観測を行った冥王星。冥王星に大気があることは、1988年に確認されていました。これは冥王星が遠方の恒星を隠す「掩蔽」と呼ばれる現象の観測から分かったことです。 冥王星の大気中のもやの層。ニュー・ホライズンズ探査機が撮影。Image Credit: NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute 大気のない天体が遠方の恒星を隠すと、恒星の光は瞬間的に消えます。また天体から恒星が出てくるときにも瞬間的に現れます。しかし手前の天体に大気があると、恒星からの光が大気による