![リニア新駅、地下30mの掘削現場で吹奏楽コンサート。JR東海 丹羽社長がトランペットで出演「まるで音楽ホールのようないい響き」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/778b15350aabc17138b49c93e8c40ecee3567087/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Ftravel.watch.impress.co.jp%2Fimg%2Ftrw%2Flist%2F1539%2F179%2F11.jpg)
トンネル技術の進展により、5000mを超える長大トンネルも珍しくなくなってきましたが、なかには4999m、4998m、4997mと、あえて5000m以下にしたのかと思えるものも。実は5000mを超えると、ある制約が生まれます。 「5000m」にちょっと満たない…明確な根拠 5000mを超えるトンネルは一般的に「長大トンネル」と呼ばれます。トンネル技術の進展により、そのような長いトンネルも、いまや珍しくはなくなってきました。しかし、なかには5000mにわずかに満たない、しかも中途半端な長さのものも存在します。なぜこのようなトンネルができるのでしょうか。 中部横断道の樽峠トンネル(写真は建設中)。道路上の表示は四捨五入されて5000mとなっているが、実際には4999m(画像:NEXCO中日本)。 たとえば中部横断道の樽峠トンネル(静岡県~山梨県)は4999m、国道106号「宮古盛岡横断道路」の
通称「豊住線」いよいよ着工です。 東京メトロが延伸区間の新駅工事を発注 豊洲駅と住吉駅を結ぶ有楽町線(8号線)の延伸区間、通称「豊住線」の着工に向けた動きが本格化します。東京メトロは2023年9月14日(木)、延伸区間における新駅の施工者を選定するため、建設工事3件の入札を公告しました。 拡大画像 有楽町線の車両(画像:写真AC)。 有楽町線の延伸区間は、豊洲駅から東西線の東陽町駅を経て、半蔵門線・都営新宿線の住吉駅に至ります。全駅が江東区に所在し、途中の枝川駅(仮称)と千石駅(仮称)は新規の駅となります。 駅部は開削トンネル、駅間は複線シールドトンネルで整備される予定。千石~住吉間は、住吉駅ホームがB3階とB4階に分かれる関係で、駅間のトンネルも単線シールドトンネル2層式となる見込みです。 今回、東京メトロが発注した工事は、「千石工区」「東陽町工区」「枝川工区」の土木工事です。内容はいず
閉鎖されるまで1000隻以上の船を建造・修理した浦賀のレンガドック。長さ約180メートル、幅約25メートル、深さ約10メートルとその巨大さに驚く =神奈川県横須賀市(鴨川一也撮影) 海沿いにぽっかりと開いた大きな穴。下から上まで、小さなレンガが無数に積み重なっている。 神奈川県横須賀市にある造船所跡、通称「浦賀ドック」。レンガ造りのドライドックは世界に4カ所しか存在しないとされており、そのままの形で残っているのは国内にはここだけだ。 海から深く入り江が切り込む浦賀は天然の良港で、古くから海上交通の要衝として栄えた。嘉永6(1853)年、沖合に米国のペリー艦隊が来航すると、近代的な船舶建造の機運が高まり造船業が盛んになった。 山を切り出して建造中のドック =明治30年から32年ごろ(横須賀市自然・人文博物館提供)そんな浦賀にドックができたのは明治32(1899)年。財閥主導の開発が盛んな時流
昨年、建設から100年を迎えた長崎県佐世保市針尾中町の国指定重要文化財「旧佐世保無線電信所」(通称・針尾送信所)。高さが約136メートルもある塔が、なぜ倒れないのか-。最大の理由として、塔が立っている岩盤の強度が高く、基礎の一部となって支えていたことが1日までに分かった。市文化財課の保存調査で判明した。 市は送信所の長期保存に向け、昨年12月に劣化状況や耐震性を検証する調査を始めた。基礎の形状を確認するため、三つある塔のうち、1号無線塔の根元付近を深さ約6メートル掘削。鉄筋コンクリート製の基礎の下に、凝灰岩と呼ばれる岩盤を確認した。「九州で一、二を争うほど」(同課)の強度だという。 地中に埋まっている塔の基礎は、わずか約6メートルしかない。皿をひっくり返したような形で、地表の根元部分の直径は約12メートル、基礎の底部分の直径は約24メートルあるという。ほかの二つの無線塔の地中にも岩盤があっ
大林組は1日、東京・六本木の高層ビルから約400キロメートル離れた大阪府枚方市に用意した建設機械を遠隔操作する次世代施工技術のデモンストレーションを行った。建設業界が抱える人員確保と生産性向上という課題解決に向け、大林組は次世代施工技術を実際の工事現場に積極導入する考えだ。 デモは、六本木のビルと枚方市の大林組西日本ロボティクスセンターを専用回線で結んで行われた。同センターにはパワーショベルとダンプカー、ブルドーザーが置かれ、六本木のオペレーターがパワーショベルを遠隔操作して土砂をダンプに積み込んだ。ダンプとブルドーザーの作業内容はオペレーターにより事前に設定されており、自動で作業が進められる仕組み。一人のオペレーターが複数の建設機械を操れるため、生産性の改善につながる。 この日のデモは、一般社団法人の運輸デジタルビジネス協議会(東京都港区)と千葉房総技能センター(千葉県市原市)が共催した
2028年に丸の内に竣工予定の東京海上グループの新しい本店ビル「東京海上ビルディング」に注目が集まっています。 2021年、世界的建築家レンゾ・ピアノ氏が率いる設計事務所、Renzo Piano Building Workshop(RPBW)が、株式会社三菱地所設計と共に「東京海上ビルディング」プロジェクトのデザインを担当することが発表となりました。 レンゾ・ピアノ氏は、前衛的である一方で、建物の内を外の境界線を取り去り、その場所の風土との調和を重んじるデザインや設計で、世界中から引く手あまたの人気建築家です。「ポンピドー・センター」、「IBMトラベリング・パビリオン」、 「チバウ文化センター」ほか、日本国内では「銀座メゾンエルメス」「関西国際空港旅客ターミナルビル」などを手がけています。 東京・丸の内1丁目(新丸ビルの皇居寄り)にあった1974年(昭和49年)竣工の東京海上日動ビルディン
レインボーブリッジ主塔上からの眺めを楽しむ登頂ツアーの参加者ら =26日午前、東京都港区(関勝行撮影) 東京・芝浦とお台場を結ぶレインボーブリッジが26日、開通30周年を迎えた。首都高速道路会社は、抽選で選ばれた参加者が橋桁を支える主塔に登頂する記念ツアーを開催した。 ツアーには24人が参加し、午前はうち12人が高さ126メートルの主塔に備えられたエレベーターに4人ずつ乗り込み、頂上へ向かった。橋のケーブルを張る工事に携わったという会社員の男性(55)は「暑さを忘れるほど良い景色だった。上れて良かった」と笑顔で話した。 開通30周年を迎えたレインボーブリッジ =26日午後、東京都港区(関勝行撮影)同社によると、レインボーブリッジは1993年8月26日に開通した。主塔2本から延びるケーブルで橋桁を支えている。首都高11号線と臨港道路、新交通システムゆりかもめが通る複合的な構造で、都心部の渋滞
東京のウオーターフロントとして再開発が進む豊洲・晴海地区。高層マンションやショッピングセンターが林立するビルの谷間に、30年以上も放置されてきたアーチ橋がある。都が運営していた貨物線の旧晴海鉄道橋だ。全体がさびで覆われ、大都会の真ん中で異彩を放つが、実は貴重な鉄道遺構でもある。都は耐震補強した上で遊歩道として整備を進めており、2年後には復活する見込みだ。 現役当時の旧晴海鉄道橋を通過する専用線の貨物列車(東京都港湾振興協会提供)都港湾局によると、旧晴海鉄道橋は昭和32年に開通した「臨港鉄道東京都専用線晴海線」という貨物線の一部で、晴海運河に架かる全長約190メートルの橋。専用線は東京港に集積する物資の輸送を担った。小麦やロール紙などを積んだ貨車を牽引(けんいん)するディーゼル機関車が走行し、「越中島支線」という国鉄(現JR)の貨物線とも接続していた。 鉄道ジャーナリストで都市交通史研究家の
地球温暖化が深刻化し、台風や洪水、土砂崩れなどの水害が甚大化するなかでは、治水機能や利水機能を持つダムの役割がこれまで以上に増しています。 一方で、国内で新たにダムを建設できる適地にも限りがあります。そのような制約のなかで近年動きが加速しているのが、ダムにおける脱炭素化です。 それでは、脱炭素化のさらなる推進に向けて、ダムではどのような取り組みが行われているのでしょうか。詳しくご説明します。 ダムの役割と国内における設置の現状様々な機能を持つダム ダムとは、水を貯めることで水の量を増やしたり、減らしたりする施設のことです。ダムには、川の氾濫を防ぐ役割のほか、水が枯渇したりしないように水量を調整する治水機能や、貯水池に貯めた水を利用して電気を作り出す発電機能など様々な機能があります[*1], (図1)。 図1: ダムの役割 出典: 株式会社大林組「ダムの基礎知識」 https://www.o
August 15, 2023 | Architecture, Design, Travel | casabrutus.com | photo_Keiko Mizukai text_Akio Mitomi editor_Keiko Kusano 建築史家・建築家の藤森照信による、日本で初めての宿泊施設が8月20日、1日1組限定の一棟貸し旅館〈小泊Fuji〉として長野県富士見町にオープン。その全容をいち早くお伝えする。 「建築緑化」をライフワークとして茶室から住宅、公共施設まで数々の魅力的な作品を設計してきた建築史家・建築家の藤森照信。これまでオーストリアのゲストハウス〈ストークハウス〉(2013年)以外には宿泊可能な建物を手掛けてこなかったが、8月20日に長野県富士見町でオープンする〈小泊(こどまり)Fuji〉が、国内初の宿泊施設となる。
(CNN) 米ニューヨーク市のマンハッタン中心部で26日、建設クレーンで火災が発生して一部が倒壊する事故があり、建設作業員など9人と消防士3人が負傷した。 ニューヨーク市消防局の記者会見によると、負傷者は全員が現地の病院に搬送された。うち消防士1人は胸の痛みを訴えているが、全員命に別条はないという。 現場は10番アベニューと41番ストリートの交差点に近い建設現場。市当局によると、建設クレーンで火災が発生したとの通報を受けて消防が対応していたところ、クレーンのブームが折れて通りの向かい側のビルに衝突した。 火災はその後、消し止められた。消防局はドローンを使ってクレーンの状態を詳しく調べている。 火災はこのクレーンを使って重さ約16トンのコンクリートを持ち上げる作業をしていた際に発生。作業員がクレーンのエンジンからの出火に気付いて消火を試みたが、手に負えなくなった。この作業員は無事に脱出した。
熊谷俊人知事は12日、6月定例県議会閉会後に記者団の取材に応じ、慢性的な渋滞が課題となっている東京湾アクアラインについて「橋りょう部に関しては6車線に拡幅する余地がある。トンネルはもう1本掘ることができる構造になっている」と述べた。渋滞緩和に向けて、国土交通省に6車線化などを要望することを明らかにした。 県道路計画課によると、6車線化は2024年度の「国の施策に対する重点提案・要望」に初めて盛り込んだ。4・4キロの橋りょう部(片側2車線)は、同3車線に拡幅できるようになっており、現在2本の海底トンネル(各2車線)は3本目を掘り進めることが可能という。 要望書では今年のゴールデンウイーク10日間で、アクアラインでは10キロ以上の渋滞が5日発生したとし、さらなる対策の必要性を指摘。6車線化などの交通容量の拡充を中長期的に検討していく必要があるとしている。 熊谷知事は「物流や人の流れをどのように
バーニー・シャンクス氏(左)とサム・ドレイパー氏はカーボンニュートラルなコンクリートの開発を進めている=英インペリアル・カレッジ・ロンドン/Helene Sandberg (CNN) この世界はコンクリートでできている。耐久性があり、安価で、ビルにも橋にもトンネルにもよく使われている建設資材だ。だが至る所にあるがゆえに、環境に与える影響もばかにならない。 コンクリートは砂や砂利などの骨材を水と混ぜて製造し、セメントで接合される。コンクリートのカーボンフットプリント(製造から廃棄までの過程で出る二酸化炭素の量)で、最も大きいがこのセメントだ。 とくによく使われているのがポルトランドセメントで、石灰を窯で焼成して製造する。英シンクタンクの王立国際問題研究所(チャタムハウス)によると、2021年のセメント製造量は40億トンを超え、製造過程で排出された二酸化炭素は全世界の排出量の8%を占めた。建設
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