【パリ=三井美奈】フランス政府が、新開発の自爆ドローン(無人機)をウクライナに近く供与すると発表した。ルコルニュ国防相が10月16日にXで、「弾薬を乗せて遠隔操縦できる『カミカゼ・ドローン』第1号の試験に成功した」と書き込み、「今後、数週間以内」に仏軍とウクライナに納入されると明かした。 仏紙フィガロによると、この自爆ドローンは45分間自律飛行でき、5km先の標的を攻撃できる。1機当たりの価格は2万ユーロ(約325万円)以下という。仏国防省は今年3月、自爆ドローン2000機を発注し、このうち100機をウクライナに供与すると表明していた。