サイエンス これまで見つかった地球より内側の小惑星は25個 太陽で見えなかった「惑星キラー」発見。地球衝突の可能性も Image : DOE/FNAL/DECam/CTIO/NOIRLab/NSF/AURA/J. da Silva/Spaceengine 天文学者が、いつか地球と交差する可能性があり、地球の内側の軌道を周回する小惑星を発見した。「2022 AP7」と名付けられたその小惑星は直径が1.5kmほどもあり、過去8年間に発見された潜在的に危険のある小惑星の中では最大。もし地球に衝突すれば、複数の大陸に甚大な影響がおよぶと考えられる。 地球より内側の天体を観測するためには、天文学者は太陽の方向を見なければならない。しかし、例えばジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡やハッブル宇宙望遠鏡などは光学系の感度が高すぎて、あまりに強い太陽の光に耐えられない。その他の天体観測用望遠鏡設備でもそれは同じ