今年7月、J2モンテディオ山形で夏限定のレプリカユニフォーム「ナツユニ」に頭が通らないという事案が発生した。ナンバーなどを入れれば2万円にもなる高額商品の不具合だけに、炎上してもおかしくない事態だ。 しかし、災い転じて福となす。頭が入らない写真をSNSでアップするサポーターたちが、怪獣になぞらえて「ジャミラ部」として盛り上がる結果に。トラブルも楽しめてしまったのは、クラブ側のスピード感ある対応があってこそだった。 ●初めての大規模トラブルに顔面蒼白 「ユニフォームが入らなくて…僕の頭がでかいんでしょうか」。いち早くナツユニが届いたサポーター数人からクラブ側に連絡があったのは7月14日。すべて受注販売で700人が約2カ月前に購入し、発送が始まっていた。 製品の問題なのか、個体差なのかー。というのも、選手がモデルとして前撮りしていたユニフォームや、クラブの手元にある製品に不具合はなかった。現在