テレビで活躍するお笑いタレントらの影響などで、すっかり全国区となった「関西弁」。その中核は主に大阪で話される「大阪弁」だが、同じ大阪でも地域によって河内(かわち)弁、泉州弁と違いがあることは、大阪人でなければ知らないだろう。中でも大阪府南部の大阪湾沿岸地域の泉州弁は同じ関西弁エリア内でも「荒っぽい」という印象を持たれているが、住民たちは泉州弁を愛して止まない。この強固なアイデンティティーの源は、泉州各地で毎年盛り上がる「だんじり祭り」にあるようだ。(古野英明) 語尾が変? 「学生時代、大阪市内や北摂などに住む友人らから『語尾が変や』といわれ、愕然としました」 貝塚市に住む40代の会社員女性はこう話す。泉州弁は語尾に「け」や「やし」をつけるのが特徴。一部河内弁などとも共通するが、例えば標準語で「本当か」は大阪弁では「ほんまか」で、これが泉州弁になると「ほんまけ」と変化する。 こうした語尾の特
放映当時、岸和田市内ではボランティアによるまち歩きツアーも連日にぎわったという(岸ぶら編集部の渡邉隆編集長提供) 平成23年秋から放映が始まったNHK連続テレビ小説「カーネーション」を覚えておられるだろうか。私もはまって毎日欠かさず見ていたし、関西での平均視聴率が20%近くに達するなど評判を呼んだそのドラマが、今月9日から再放送されることが決まり、舞台となった大阪府岸和田が再び脚光を集めそうだ。 同市出身のデザイナー、小篠綾子さん(1913〜2006年)をモデルにしたこのドラマ。女優の尾野真千子さんがヒロイン糸子役を務め、終盤に夏木マリさんに交代したことでも話題を呼んだ。 市にとって当時の効果は絶大だったという。新たな観光客を呼び込み、岸和田城や岸和田だんじり会館の入場者は急上昇。市観光課によると、放送前の平成22年度入場者は城3万7千人、だんじり会館3万2千人だったのが、放送後の24年度
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