横断歩道を横断中の男子中学生を車ではねてそのまま逃走したなどとして、神奈川県警茅ケ崎署が自動車運転処罰法違反(過失致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで、神奈川県寒川町の斎藤恒雄町議(76)を近く書類送検する方針を固めたことが28日、同署への取材で分かった。 斎藤町議は平成29年12月18日午後4時ごろ、茅ケ崎市堤の県道で、軽自動車を運転し、赤信号を無視して交差点に進入。横断歩道を自転車で横断していた中学3年の男子生徒(14)=同市=と衝突して、そのまま逃走した疑いがもたれている。男子生徒は腰などを強く打って全治3週間のけがを負った。 同署によると、通行人からの119番通報で事件が発覚。防犯カメラの映像などから斎藤町議の関与が浮上した。任意の取り調べに対し、斎藤町議は男子生徒に「大丈夫か」などと声を掛けた後、その場から逃走したことを認めた上で、理由については「相手が大丈夫だと言ったから