『2001年宇宙の旅』『シャイニング』『時計じかけのオレンジ』など、革新的な映像で世界中の映画ファンを常に熱狂させて続けてきた巨匠、スタンリー・キューブリック(Stanley Kubrick)。EYESCREAM.JP読者の中にも多くのファンが存在するであろう同人物による幻の劇場映画『恐怖と欲望(原題:Fear And Desire)』が、2013年5月3日よりオーディトリウム渋谷ほかにて、遂にここ日本でも劇場公開されることとなった。 一般的に彼のデビュー作とされている『非情の罠』以前にわずかなキャスト&スタッフ、低予算で自主製作された本作品は、完璧主義者であるキューブリック自身が"アマチュアの仕事"として、プリントをすべて買占め封印してしまった幻の1本。このエピソードを聞けば、2012年3月にニューヨークのリンカーン・センターにて行われた特集上映の中で1つのプログラムとして上映が行われた