Jリーグ国際化 九州のクラブもアジアへ 2014年01月07日(最終更新 2014年01月07日 10時34分) ■2014新たな時代に■ サッカーJリーグ2部(J2)で昨年8月、画期的な移籍が実現した。札幌が、ベトナム人初のJリーガーとなる同国代表のレ・コン・ビン選手を獲得したのだ。サッカーはベトナムで最も人気のあるスポーツで、国民的英雄のビン選手は翌9月の長崎戦で決勝点となるリーグ初ゴールを挙げた。 11月にはホーチミン市で札幌の試合を大型スクリーンで観戦するパブリックビューイング(PV)もあった。Jリーグの試合の海外でのPVは初めてだった。関係者も驚く波及効果である。 ▼成長力を取り込め 札幌がビン選手を獲得した背景にあるのは、Jリーグが進めるアジア戦略だ。2007~11年度でみると、Jリーグ全クラブの年度別営業収入は総額720億~760億円前後で横ばい状態である。 今後の経済発