三重県松阪市教育委員会は28日、市内の旧家から江戸時代の「享保大判金」や「慶長小判」など、大判小判8枚を含む古い貨幣54点(うち外国貨幣2点)が入った千両箱を見つけたと発表した。 木綿を扱う豪商として知られた「長谷川家」の邸宅(長谷川邸)にある蔵の一つに保管されていた。見つかったのは江戸中期の享保大判金(縦約15センチ、横約9センチ、重さ約165グラム)と、江戸初期の慶長小判(縦約7センチ、横約4センチ、重さ約18グラム)の各1枚を含む金貨類27点、銀貨類20点などで、千両箱には1907年(明治40年)作成の目録も入っていた。 長谷川邸は昨年4月、東京都在住の子孫から松阪市に寄付され、市教委が蔵の中の美術品などを調べている。見つかった古銭は市の所有になる。保存状態の良い享保大判なら、ネット・オークションでは1枚300万円~1000万円の値がつくという。 幅広く江戸時代の貨幣が集められている
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