原子力規制委員会は3日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)で、機器の安全重要度分類について、約3千機器に誤りがあったと発表した。同日始まった保安検査で、原子力規制委員会の担当者が明らかにした。同機構は分類の見直しを進めている。 安全重要度分類は、プラントの機器を安全性確保のための重要度によって3段階に分類しており、段階ごとに点検項目や手法が異なる。 今年3月の保安検査で、規制委から分類について手続き上の不備があるとの指摘を受け、同機構が5月から分類を再確認して発覚。プラント全体の約4万9千機器のうち、重要度の高いクラス1、2を中心に調べたところ、約3千機器で誤りがあった。
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