11月5日の米大統領選を控え、民主党候補に固まっているバイデン大統領に撤退圧力が高まっている。民主党幹部の間では、現実化すればハリス副大統領が新しい候補者になるのが自然な流れとの声が出るなど、早くも支持の動きが出始めている。ハリス氏は元上院議員で西部カリフォルニア州司法長官も務めた経歴もあるなど知名度は高いだけに、トランプ前大統領を候補者に擁する共和党の献金者は警戒感を高めている。 オピニオンcategoryフランスの有権者は、政治情勢に「どんでん返し」をもたらした。7日に行われた国民議会(下院)総選挙の決選投票では、極右「国民連合(RN)」の勝利という予想された展開にはならず、左派連合「新人民戦線(NFP)」が第1党に躍進する見通しだ。マクロン大統領としては、自身の交渉力を幾分取り戻したとはいえ、少なくとも1年間はどの政党も単独過半数を確保できない「宙づり議会」が続く。 2024年7月7