神戸市北区の新名神高速道路の工事現場で橋桁が落下した事故現場=22日午後5時36分(共同通信社ヘリから) 22日午後4時半ごろ、神戸市北区道場町平田に架かる新名神高速道路の有馬川橋の工事現場で、橋桁(長さ約113メートル、重さ約1350トン)が下を通る国道176号に落下した。作業員の30代の男性2人が橋桁に挟まれるなどして死亡したほか、8人が重軽傷を負った。 兵庫県警や神戸市消防局などによると、死傷者は全員が工事関係者。国道で車両が巻き込まれたとの情報はない。 橋は国道と川をまたいで上下線の2本が並行して架けられ、落下したのは北側にある上り線の西端。当時は橋桁の東側をクレーンでつり上げ、続いて西側も上げようとしたところ、突然落ちたとみられる。