一人暮らしを始めた時のこと、 晩御飯を食べているとチャイムが鳴った。 インターホンに出てみると・・・ 「NHKです!」と元気な男性の声がした (こんな遅くに何の用だ?) すでに時刻は21時をまわっている。 何をしにきたのか全くわからなかった。 おそるおそる玄関のドアを開けると・・・ 「受信料の件でお伺いしました!」 と元気に宣言される。 (NHKの受信料?聞いたことがあるような・・) 反射的に答えた。 「ウチにはTVがありませんよ?」と。 しかしNHKマンは 「TVが無いワケないでしょう?」 とフフッと鼻で笑う。 なぜか態度が横柄だった。 少しムッとした私は 「じゃあどうぞ部屋の中を見て下さい!」 とNHKマンを案内してしまった。 あとあと考えると・・コレはまずかった。 貧乏サラリーマンの部屋には TVはもちろん、囚人並みに物がない。 「あっTVあるじゃないですか!」 とゲームモニターを指