J3アスルクラロ沼津が、2023年シーズンにJFLに降格する可能性が高まった。17日に沼津市内で今季終了報告会を実施。渡辺隆司社長(63)が、クラブが抱える問題について説明した。来季終了後、J3ライセンスを失う危機に陥っている。 本拠地の愛鷹広域公園多目的競技場の照明改修が、ライセンス継続の条件。現在の明るさは500ルクスだが、23年シーズン開幕までに1500ルクス以上の照明設備が必要だ。ライセンスを継続申請するには、来年6月までに、照明を増やす工事の予定を示さないといけない。それができなければ、23年シーズン以降、ライセンスはなくなる。 照明改修費は1億円以上の見込み。クラブは来月開始予定のクラウドファンディングなどで、改修費を捻出するつもりだが、照明工事の見通しは立っていない。17年にJ3参入。静岡県東部地域で初のJクラブとなった。渡辺社長は「東部からJリーグの灯を消してはいけない」と
J3参入の正式決定を受けて記者会見に臨む山本浩義代表(左)。運営基盤の強化を課題の一つに挙げた=16日、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場 「J3でしっかり戦っていけるような基盤づくりをしたい」。16日、J3参入正式決定の知らせを受けたアスルクラロ沼津の山本浩義代表(55)は記者会見で力強く語った。 Jリーグクラブへの挑戦が本格的に始まった2013年。クラブは運営の基盤固めを求められ、山本代表とスタッフは営業活動に追われた。朝から晩まで企業を訪問し、J3への熱意を伝え続けて地元企業によるスポンサーの輪は徐々に広がった。当初約80社だったスポンサーは沼津が日本フットボールリーグ(JFL)に参戦した14年に160社に倍増。今季は約300社までに増えた。 ただ、J3参入で支出の増額は避けられない。「1年目でも結果を残すには選手の強化が必要」(山本代表)。Jクラブになることでホームスタジアムの愛
アスルクラロ沼津の試合は子供の観戦が多い。J3参入を懸けて戦う選手に力いっぱい声援を送る=13日、沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場 J3参入を懸けて臨んだ13日の日本フットボールリーグ(JFL)第2ステージ最終節。貴重な先制点を挙げた直後、アスルクラロ沼津の選手を沼津市の愛鷹広域公園多目的競技場に集まったサポーターが応援歌の大合唱で後押しした。大人のサポーターに交ざり、あふれんばかりの子供たちの声援もスタジアムに響いた。 勝利を収めた沼津イレブンに下部組織アスルクラロ沼津U-15に所属する北野明暉さん(13)は「誇りに思う」と熱いまなざしを向けた。 県中西部に比べ、サッカーの強豪校が少ない県東部。優秀な選手がほかの地域や県外に流出する現状にはがゆさを感じていた地元サッカー界は沼津のJ3入りを心待ちにしていた。「子供たちの夢や目標となる存在が身近に誕生した」と県サッカー協会東部支部の坂根
J2の下部に来季発足するJ3に、日本フットボールリーグ(JFL)と各地域リーグから計19クラブが参加意思を示していることが27日、分かった。参加条件となるJリーグ準加盟の承認を既に得た長野パルセイロ(長野)SC相模原(神奈川)などJFLの6クラブと、今月末の締め切りまでに準加盟申請を済ませる13クラブが初年度からのJ3参加を目指す。 準加盟申請する13クラブはJFL勢が藤枝MYFC、福島ユナイテッド(福島)栃木ウーヴァ(栃木)YSCC(神奈川)MIOびわこ滋賀(滋賀)FC琉球(沖縄)で、地域リーグ勢はアスルクラロ沼津、ヴァンラーレ八戸(青森)グルージャ盛岡(岩手)tonan前橋(群馬)鈴鹿ランポーレ(三重)奈良クラブ(奈良)レノファ山口(山口)となる見通し。 J3は10または12クラブでのスタートを想定し、クラブ数は7月中に決定する。準加盟の審査は9月末までに行われ、承認を受けたクラブ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く