ロシアが占領するウクライナ東部ドネツク州マキイウカで1日未明に、ロシア軍臨時兵舎がウクライナにミサイル攻撃された件について、ロシア国防省は4日朝、複数のロシア兵が携帯電話を使用していたからだとの見方を示した。被害の規模については、少なくとも89人が死亡したと発表。ウクライナが1日に400人死亡と発表したのに対して、ロシアは当初63人死亡としていた。 ロシア国防省によると、1日午前0時1分ごろ、アメリカ製の高機動ロケット砲システム「ハイマース」のロケット砲6発が、動員された徴集兵の臨時兵舎にしていた職業訓練校に撃ち込まれた。2発は迎撃したという。 国防省は、兵士に禁止していたはずの携帯電話の使用がきっかけとなり、敵に位置を特定されたとしている。4日早朝に通信アプリ「テレグラム」で、声明を発表した。声明によると、部隊の副官だったバチュリン中佐も死亡したという。 詳しい被害状況と原因は調査中だが