(CNN) 米国のトランプ大統領は5日、アラブ地域の首脳との電話で、イスラエルの米大使館を現在のテルアビブからエルサレムに移転する考えを明らかにした。イスラエルとパレスチナが帰属を争うエルサレムをイスラエルの首都と認めることを示唆する措置で、中東をはじめとする各地域から非難の声が上がっている。 トランプ氏は同日、パレスチナ解放機構(PLO)のアッバス議長、エジプトのシーシ大統領、サウジアラビアのサルマン国王、ヨルダンのアブドラ国王と電話で会談。米大使館をエルサレムへ移転する計画を伝えた。これを受けて4首脳はいずれも、計画に反対する声明を発表。地域の安定を損ない、近い将来における中東和平の望みが絶たれることになると警告した。 一方でトランプ氏はイスラエルのネタニヤフ首相とも言葉を交わした。同首相はエルサレムへの米大使館移転に向けて長年にわたりロビー活動を行ってきた。 米外交筋らがCNNに明ら
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