欧州各国はウクライナ難民を従来の難民よりも積極的に受け入れているとみられる/Omar Marques/Getty Images Europe/Getty Images アラブ首長国連邦アブダビ(CNN) ロシアのウクライナ侵攻を受け、西側諸国は前例のない協調と連帯の姿勢を示した。政府も企業も個人も一丸となって対ロシア制裁やボイコット運動を行い、欧州は大量の難民の流入に門戸を開いた。 だが欧州のウクライナ難民に対する姿勢は、中東からの難民に対する姿勢との違いを際立たせている。 ウクライナの難民危機は深刻な状況にある。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、ロシア軍の侵攻が始まって以来、300万人以上がウクライナから避難した。これと比較すると、シリア内戦が始まってから2年近くたった2013年、100万人がシリアを脱出するまでには半年を要した。 この2つの戦争は、違う時期に、異なる大陸で