クリックして拡大するドイツ気象庁による福島第1原発から放出された放射性物質の拡散予測(日本時間4日午後9時が起点、写真は日本時間7日午後9時時点)。色が濃いほど濃度が高い傾向としている(ドイツ気象庁のホームページより) ドイツや英国、フランス、オーストリアなどの気象当局や原子力当局が、福島第1原発から放出された放射性物質の拡散状況を独自に予測、ホームページ上で公開し、注目を集めている。こうした背景には、1986年に起きた旧ソ連のチェルノブイリ原発事故で放射性物質が欧州に飛来し、飲料水や野菜などが汚染されたことがある。 国際原子力機関(IAEA)からの要請を受け、日本の気象庁も放射性物質の拡散予測を行っているが「仮定の数値のため、予測精度が低い」として5日まで非公表にしてきたのとは対照的。インターネット上では「日本政府は頼りにできない。貴重な情報源だ」などと評価する声が多い。 ドイツ気象庁は