米エネルギー省が福島第1原発事故の収拾に向け、放射性物質で汚染された水を貯蔵するためのステンレス鋼製の五つの大型タンクや、汚染水用の特殊タンクを備えたトレーラーを日本に輸送していることが14日、分かった。在日米大使館が声明で明らかにした。 声明は大型タンクなどの詳しい用途に言及していないが、福島第1原発では1~3号機のタービン建屋内外に大量にたまり、原子炉冷却作業の妨げとなっている高濃度汚染水の移送、保管先の確保が大きな課題となっており、こうした課題を克服するための対日支援の一環とみられる。 タンクやトレーラーの到着日時や大きさなど詳細は不明。経済産業省原子力安全・保安院の広報担当者は輸送について「把握していない」としている。(共同通信) 2011/04/14 23:58