当初は、群衆は右側通行を保ちながら往来していたが、途中で向かいの人々にぶつかる形で身動きがとれなくなり、ひとりが転ぶとドミノ倒しのように群衆雪崩が起きた。目撃者の声を韓国メディアが拾っている。 「『後ろへ』が『押して』に聞こえたのでは」という証言も 「最初はみんなちゃんと右側通行で往来していたのが、そのうちにぶつかってもみ合いになった。これをどうにかしようと誰かが『後ろへ(テゥィロー)』と言ったのが、『押して(ミロー)』に聞こえてしまって、もみ合いが起き、人が倒れたのではないか」(ニューデイリー、10月30日) 足下には酒瓶などが転がり、液体もこぼれていたため滑りやすくなっており、警鐘を鳴らす声は大音響の音楽にかき消されたという。 事故の報に触れたとき、筆者はホテルの反対側にあるもう少し幅広い道で起きたと勘違いしたほど、事故が起きた場所は人が密集するとは想像もできない、とにかく狭い道だった
韓国ソウルの繁華街・梨泰院で起きた雑踏事故の現場近くで、動揺した様子を見せる女性(2022年10月29日撮影)。(c)Albert RETIEF / AFP 【11月1日 AFP】韓国ソウルの繁華街・梨泰院(Itaewon)で起きた雑踏事故では、ハロウィーンを祝うために集まった人々が折り重なるようにして倒れ、154人が死亡した。当局が事故原因の調査を進める中、国民の間では、警察の警備や群衆整理の不備があった疑いに対する怒りが高まっている。 今回の事故はどのようにして起き、なぜこれほど多くの人が死亡したのか? これまでに分かっていることをまとめた。 ■事故の背景 1000人を超える集会では通常、主催者が事前に「安全管理計画」を当局に提出し、警察や消防の審査を受けなければならない。だが梨泰院では毎年のハロウィーンに合わせ、バーやクラブ、レストランがそれぞれ独自にイベントを開催しており、決まった
【10月30日 AFP】(更新)韓国ソウルの繁華街・梨泰院(Itaewon)で29日夜、ハロウィーンを祝うために集まった人々が狭い路地に殺到して折り重なるようにして倒れ、少なくとも149人が死亡、推定150人が負傷した。地元消防当局が発表した。 消防当局によると、事故は午後10時(日本時間同)ごろに発生。死者はさらに増える可能性がある。 韓国メディアによれば、梨泰院地区には最大10万人が集まっていた。 大統領府によると、尹錫悦(ユン・ソンニョル、Yoon Suk-yeol)大統領は関係機関に対し、救急隊を派遣するとともに、けが人の治療のため病床を迅速に確保するよう指示した。 一方、ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は事故を受け、「(米国は)悲劇に見舞われた韓国に寄り添う」とする声明を発表した。(c)AFP
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く