尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で22日、中国海警局の船2隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは153日連続。
中国海警局の船(中央)を挟み込むように航行し、調査船への接近を防ぐ海上保安庁の巡視船=30日午前、沖縄県石垣市の尖閣諸島沖 「(中国公船の)海警1304(ひと・さん・まる・よん)、日本の領海から直ちに退去せよ」-。沖縄県石垣市が29、30の両日に実施した尖閣諸島(同市)の現地調査は、懸念された中国側の妨害もなく、無事終了した。だが、領海侵入した中国公船と海上保安庁の巡視船が激しくせめぎ合う様子は調査船からも見てとれ、現場は一時緊迫した空気に包まれた。初めて同行取材した産経新聞記者が、調査の舞台裏を追った。 「尖閣は日本領」調査船の操舵室に設置してある国際無線から緊迫した声が流れてきたのは、30日午前3時5分だ。 「海警1304、こちらは日本国海上保安庁巡視船である。貴船は日本の領海に侵入している。貴船の航行は無害通行とは認められない。日本の領海から直ちに退去せよ」 前日午後5時に石垣港を出
第11管区海上保安本部(那覇)は23日、尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺で22日に領海侵入した中国海警局の船2隻が、引き続き領海内にとどまっていると発表した。尖閣周辺での領海侵入は4日連続となり、今年25日目。 11管によると、2隻は日本漁船1隻の動きに合わせて20日未明に領海に入り、21日夜に退去したが、漁場を移動した漁船に続いて22日未明に再び侵入した。海保が周囲に巡視船を配備して安全を確保し、中国船に領海から出るよう警告した。 領海外側の接続水域でも23日、別の中国船2隻が航行し、うち1隻は機関砲のようなものを搭載。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは131日連続で、平成24年9月の尖閣国有化以降で最長の連続日数を更新した。
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