県警によると、三宅容疑者は持っていたライターで紙に火を付けて床を燃やそうとした疑い。容疑を認め、東京都調布市を走行中の京王線で発生した事件のニュースを見て「まねようと思った」と話しているという。 JR九州によると、午前8時43分に3号車(自由席)の非常ボタンが押され、停止した。駆け付けた車掌が3号車の前方の座席付近で煙が上がっているのを確認、消し止めた。JR九州社員が列車に乗り合わせており、不審な動きをしていた乗客を確保したという。 運転を再開した列車は、予定から12分遅れの午前9時に新八代駅に到着。同駅で乗り込んだ熊本県警の警察官が容疑者を取り押さえて現場を調べるなどし、42分後に列車は駅を出発した。 この新幹線に乗っていた本紙記者によると、前方車両の乗客らが「火事です」などと言いながら次々に後方に避難。約10分後には「火は消えており、安心してください。安全を確認中です」との車内アナウン