米国務省で共同会見するアントニー・ブリンケン国務長官(右)と北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ事務総長(2023年2月8日撮影)。(c)Jim WATSON / AFP 【2月9日 AFP】米国は8日、今月飛来した中国の「偵察気球」は、世界中に展開する「部隊」の一部だとの見解を示した。 米国のアントニー・ブリンケン(Antony Blinken)国務長官は、日韓訪問後に首都ワシントン入りした北大西洋条約機構(NATO)のイエンス・ストルテンベルグ(Jens Stoltenberg)事務総長と共同会見し、中国の「偵察気球」が、世界中に展開している可能性を指摘した。 「米国だけではなく、五大陸にまたがる国々の主権を侵害している」と述べ、回収された残骸から得たデータをホワイトハウス(White House)と米大使館を通じて数十か国と共有していると説明した。 ストルテンベル