かつて羽田・成田の首都圏2空港は、国際線と国内線の路線展開について、明確に区分分けされていました。これがなぜ変わったのでしょうか。そしてその後の成田空港には、とある強みも生まれています。 そもそも羽田の補完空港として誕生「成田空港」 成田空港を運営するNAA(成田国際空港)が2022年9月、同空港の機能強化の一環とし、現在ある3つの旅客ターミナルを、将来的にひとつのターミナルに集約する構想を発表しました。この構想について一部から、「(東京都心から遠い)成田ではなく、(都心に近い)羽田空港に国際線を集約させるべきでは」といった意見も見られます。 しかし、いまでこそ成田・羽田から国際線が離着陸するようになりましたが、かつては「国際線は成田、国内線は羽田」と厳格に区分けされていたのです。これが、どのように変わったのでしょうか。 拡大画像 成田空港(乗りものニュース編集部撮影)。 「国際線は成田、