シンガポールの寮から外を眺める外国人労働者(2020年5月20日撮影)。(c)ROSLAN RAHMAN / AFP 【11月23日 AFP】シンガポールに出稼ぎに来ているバングラデシュ人のMD・シャリフ・ウディン(MD Sharif Uddin)さん(43)は、かつては休日になると狭苦しい寮を抜け出し、友人とコーヒーを飲むなどして過ごしていた。しかし、この1年半は新型コロナウイルス対策のために、休日も寮に閉じ込められている。 人口約550万人のシンガポールでは、バングラデシュやインド、中国などからの外国人労働者30万人以上が寮生活を送っている。2段ベッドが並ぶ相部屋に押し込まれることが多い。 新型コロナのパンデミック(世界的な大流行)が始まると、シンガポールは全土に感染拡大を防ぐための行動制限を導入。しかし現在、新たな流行に見舞われているものの、制限はおおむね緩和され、ワクチンを接種して