マレーシア首都クアラルンプール近郊の裁判所に出廷する、インドネシア国籍のシティ・アイシャ被告(中央、2017年11月27日撮影)。(c)AFP/MOHD RASFAN 【12月1日 AFP】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)朝鮮労働党委員長の異母兄、金正男(キム・ジョンナム、Kim Jong-Nam)氏が今年2月マレーシアで、猛毒の神経剤VXによって殺害された事件の裁判で、被告の弁護士は1日、正男氏がVXの解毒にも使われる薬剤を携行していたことを明らかにした。 今年2月13日、クアラルンプール国際空港(Kuala Lumpur International Airport)で発生したこの事件をめぐっては、マカオ(Macau)行きの航空機に搭乗しようとしていた正男氏を殺害した罪で、インドネシア国籍のシティ・アイシャ(Siti Aishah)被告とベトナム国籍のドアン・テ