安全でおいしい、ホウレンソウをぜひ食べて―。東京電力福島第1原発事故の影響で一時出荷停止となった地元産のホウレンソウをPRしようと12日、群馬県昭和村の加藤秀光村長が横浜市役所を訪れ、段ボール50箱分を市にプレゼントした。 昭和村のキャッチコピーは「群馬の純情畑」。全世帯の3割近くを農家が占める「農業立村」(同村)という。しかし福島原発の事故に伴い、農産物の出荷停止措置となった。すでに解除されているが、単価が3分の1以下になるなどの風評被害が出たという。そこで村が農産物1千万円分を買い取り、付き合いのある企業や自治体に無料配布してPRするという。 加藤村長は「(風評被害を)早く止めたい。もともと安心でおいしい野菜ですから」。受け取った林文子市長は「今は我慢のときですが、必ず終息すると思います。わたしもポパイみたいにたくさん食べて元気になります」と応えていた。 横浜市の少年自然の家「赤