【1月5日 AFP】宇宙のかなたから飛来する謎の電波の正確な発生源を初めて突き止めたとの研究結果が4日、発表された。「高速電波バースト(FRB)」と呼ばれるこの現象が発見されたのは、わずか10年前のことだ。 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された研究論文によると、2016年に米ニューメキシコ(New Mexico)州にある望遠鏡で観測されたFRBは、地球から約30億光年の距離にある小型の銀河(わい小銀河)から発せられた可能性が高いという。 人の目には見えないフラッシュ現象である高速電波バースト。ほんの一瞬の現象だが、1000分の1秒間に放射するエネルギー量は、太陽放射の1万年分に匹敵する。 電磁スペクトルで最も波長が長い側の電磁波の、これほど高エネルギーのうねりを引き起こしているものの正体をめぐっては、今なお激しい議論が続いている。 今回の最新の発見によって、この問題がすぐに解決さ
オーストラリア連邦科学産業研究機構の電波望遠鏡(2009年7月9日撮影、資料写真)。(c)AFP/TORSTEN BLACKWOOD 【2月25日 AFP】オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)などの研究チームが24日、宇宙のはるかかなたで瞬間的に強力な電波が爆発的に放射される謎の現象「高速電波バースト(FRB)」の一つが、地球から約60億光年の距離にある銀河から発せられたことを世界で初めて突き止めたと発表した。高速電波バーストについては、天文学者らは9年間にわたって、その発生源の特定に取り組んできた。研究論文は、英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された。 人の目には見えないフラッシュ現象である高速電波バースト。ほんの一瞬の現象だが、1000分の1秒間に放射するエネルギー量は、太陽放射の約1万年分に匹敵する。ただその発生原因は、まだ科学的に解明されていない。 CSIROのサ
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