創立20周年を迎えたサッカーJ3のFC琉球が発表した新エンブレムにサポーターから戸惑いの声が上がっている。従来の2体のシーサーや琉球王国の王冠が簡略化され、交流サイト(SNS)では「沖縄らしさが失われた」「変える必要はなかった」などの声が相次いでいる。次の10年に向けて国内外に新しいブランド構築を狙うクラブ側と、20年の歴史を重んじるファンの間で温度差が出ている。(運動部・新崎哲史) どよめく会場「あり得ない」の声も 10月26日、サポーターを集めて那覇市久茂地のタイムスホールで行われた「ネクスト・ゲーム・チェンジ FC琉球ビジョン説明会」。倉林啓士郎社長が2024年シーズンから使用予定の新エンブレムをモニターに映し出すと、会場からはどよめきと共に「あり得ない」「だっさ」と次々に声が上がった。 従来の2体シーサーや王冠、選手を象徴する11本のラインをデザインし直し、ベンガラとゴールドの色を