福井大学の60代女性教授が、国際学術誌に投稿した自分の論文の「査読」に関わったとされる問題で、福井大の調査委員会が、女性教授らの論文計6本で「不適切な行為」があったと認定したことが12月19日までに分かった。調査委は近く、調査結果を公表する。 調査委は、女性教授らの研究にデータの捏造などの研究不正はなく、不適切な査読があった論文自体には問題はないと判断。関係者によると、再発防止策として研究者の倫理教育を強化する。 女性教授は論文の査読を担った千葉大の男性教授とメールでやりとりをしていた疑いがあり、査読に関与したとされている。オランダと米国の学術出版大手2社が女性教授らの論文計2本に不適切な査読があったなどとして、論文の撤回を表明している。 文部科学省のガイドラインでは、不正行為として捏造、改ざん、他の研究者からの盗用―の三つを定めているが、査読に関しては記載がない。福井、千葉両大の規定でも
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