震災復興と鎮魂への思いを込めて雪の壁にともされた明かり=11日午後6時半すぎ、栄村のJR森宮野原駅前商店街 1年前の昨年3月12日、震度6強の揺れに襲われ、建物の倒壊など大きな被害が出た下水内郡栄村。村中心部のJR森宮野原駅前商店街では11日夜、住民有志が人の背丈を超える高さの雪壁に穴を掘ってろうそくの明かりをともし、地元と東日本大震災被災地の復興を祈った。 4人の女性が火を付けたろうそくを紙コップに入れ、数メートル間隔で置いていく。ほわんとした明かりに「きれいだね」。約400メートルの通りに130ほどの炎が揺らめいた。 「地震後の沈んだ雰囲気がまだ残っている。1年がたつのを機に、みんなでさらに頑張っていきたい」と、発案した電器店経営斉藤龍男さん(68)。雪壁のろうそくは12日夜も点灯する。 03月12日(月)の県内ニュース 県北部地震、きょう1年 栄村に復興を祈る明かり(3/12 0