清水エスパルスなどでプレーした加賀美翔氏(25)が先月、現役引退を表明した。日刊スポーツの単独インタビューでは自身のサッカー人生を振り返りながら、今後飲食店をオープンさせる「経営者」としての抱負を語った。「セカンドキャリアでは一花咲かせたい」。新たな挑戦に懸ける思いを聞いた。【取材・構成 神谷亮磨】 FWとして活躍した加賀美氏は、清水に3年半在籍した。華やかなプロ生活ではなかったが、練習試合ではゴールを量産するなど、得点感覚はずばぬけていた。清水が拠点とする練習場の地名から「三保の得点王」とも呼ばれ、サポーター人気も絶大。公式戦は3試合出場ながら、2得点。インパクトは残した。 加賀美氏 最低限のことはやれた自負がある。清水では下手な選手だったし、何もできなくてボールを触るのが嫌な時期もあった。ただ、点を取ることだけは証明できたし、誇っていいことだと思う。 -16年途中にJ3藤枝に移籍した