【サッカースタジアム建設中止について説明する末松市長=鈴鹿市役所で】 【鈴鹿】三重県鈴鹿市を拠点に活動する日本フットボールリーグ(JFL)所属チーム「鈴鹿ポイントゲッターズ」の運営事業者が市内の県営鈴鹿青少年の森公園に進めるサッカースタジアム建設計画について、末松則子市長は28日の定例記者会見で、運営事業者の二社に中止を求めたことを明らかにした。同日、建設計画に関する協定書の解除も申し入れた。 末松市長は「さまざまな心配をかけたことを深くおわびしたい」と述べた。 同チームはクラブ幹部による意図的な敗退行為の指示があったことなどが判明。6月にJリーグから準加盟に相当する「百年構想クラブ」の資格失格処分を受けた。現在はガバナンス体制の見直しで経営譲渡を進めている。 市は県の許可を受け、建設用の5ヘクタールをチームに無償で貸すことなどを決めた協定を事業運営者と締結しており、11月末までに資金計画