「18歳からの著作権入門」第15回。連載もついに予定の4分の3に達しました。今日は、特に重要な著作権の期間のお話。 皆さん、よく駅や新聞広告などで映画のDVDがとっても安く売っているのを見ませんか。昔は「500円DVD」なんて言われましたが、今やもっと安いですね。セットで1枚200円以下の価格まであります。普通、映画のDVDというと安くなったとは言っても1枚1500円以上はしますから、200円とは驚きですね。あれは何でしょうか。海賊版? よくパッケージを見ると、しばしば「この映画は公表から50年以上経ったPD作品です」なんて書いてあります。PDとは「パブリック・ドメイン」の略で、「著作権が切れているから誰でも作品を利用できるよ」という状態を指すのです。 死後50年経過で著作権消滅 著作権には期間があって、それが過ぎると誰でも自由に利用できるようになります。いわば、作品は社会の共有財産になる
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